ヤマハ大人のピアノ教室に通い始めて9カ月。私用や体調不良で2回ほどレッスンを飛ばしましたが、YAMAHAに入門してからトータルで16回ほどレッスンを受けました。
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ピアノ練習本を模索する~おすすめの練習本は?
子供のころにピアノを3年程度習ってはいました。その頃の記憶は全く残っておらず、音楽理論もほぼわからず、クラシックも童謡も何の曲も、一曲も弾けない状態でヤマハの門を叩きました。
レッスン用に一番初めに買った楽譜本は、大人向けの簡単なジブリの曲集が入った楽譜で、音符のすべてに音名のフリガナが付いている本でした。
初心者用の簡単な楽譜は、初心者用にシンプルな編曲となっていて、練習すればある程度すぐに弾けるようになります。しかし少しづつ難易度が上がるとともに、指が自由に動かなかったり、思うようなリズムやスピードで弾けず、段々とイライラしするようになりました。
難しい曲に挑戦するために、ピアノの基礎をしっかりと身に付けたいと、新たに取り入れたのはバーナムピアノテクニックです。
弾き方がわからない独学の方用に、レッスンDVDも販売されています。
先生もバーナムを始めるのは大賛成だと言ってくれました。ミニブックは簡単すぎるので飛ばして、オレンジの導入書から始めましたが、1月の初め頃に導入書がおわり、新たにピンク色のバーナム①に入りました。
バーナムは、自分のレベルに合わせて難易度を選べます。ひとつひとつが短いので基礎やテクニックの練習が気軽にでき、初心者にお勧めです。サクサク進めるのでストレスもなく、本が1冊終わると達成感もあり、テクニックもちゃんと身につきます。
・・・・でもまだ何か物足りません。
譜読みが出来るようになりたい!
難しい曲を弾けるようになるためには、譜読みが出来るようにならないといけません。
なので、初見ででもスラスラと弾ける譜読み力をいずれは身に付けたい!という目標を掲げました。よって、音名フリガナ付きの楽譜は今後一切使わないことに決めました。
音符にドレミのフリガナが付いていると、音符の方ではなくてフリガナの方に目が行ってしまい、音符が頭に入ってこないのです。フリガナだけで音符を判断すると、音符の高さが瞬時に判断できず、鍵盤の位置が把握できません。
ドレミふりがな付きの楽譜はお手軽で便利ではありますが、譜読み力を妨げる事に気づきました。
譜読み力を上げるためには、ドレミふりがな付きの楽譜は絶対使わないこと。さらに簡単で短い曲集をとにかく数多くこなすのが良いようです。
となると、バイエルかチェルニーをこつこつ練習するのが良いかもしれませんが、バイエルもチェルニーも少々面白みに欠けるのが難点です。
ブルグミュラー25の練習曲に挑戦してみる
譜読みの練習がてら出来る曲集で、基礎がしっかり身につきそうなピアノ教本を調べたところ、『ブルグミュラー25の練習曲』が自分に合っているんではないかな、と思いました。
amazonでの評判も良く、色んなブログやYouTubeで調べても、どこを見てもブルグミュラーの評判は良かったです。
初心者レベルの私には難しすぎるかなと思いましたが、難しいことに挑戦しないと上達しないので、クラシックのテクニックや音楽性も同時に学べるブルグミュラー25の練習曲に真剣に取り組むことにしました。
先生曰く、ピアノを習う子供は皆、このブルグミュラーをやるそうです。このブルグミュラーは練習曲でありながらも高い音楽性があって、本当に美しい曲が多く、曲の長さも難易度も程よい。子供にも使えますが、大人のやり直し練習に持ってこいだと思います。
ブルグミュラーは、バイエルを終えたぐらいから使いだします。個人差はあると思いますが、ピアノを習い始めて3年から4年ぐらいからブルグミュラーに入るのが一般的だと思います。
しかもブルグミュラーのいい所は、YouTubeで弾き方動画をアップしている人が多いという部分です。プロのピアニストや現役のピアノの先生の指導動画などを参考に出来るのでコツをつかみやすいです。
私が使っているブルグミュラーの本はコレ
ブルグミュラー25の練習曲本は、色々な出版社から出されています。種類が沢山ある中で、私は大人のブルグミュラー25の練習曲』というのを使っています。この本は、原典とは違う順番で並んでおり、難易度の簡単な順番から→難しい順で並んでいます。
原典通りの順番に曲をこなしていきたい、という方もご安心下さい。”原典では何番です”と、記載がちゃんとされているので心配ありません。
1曲ごとに詳しい解説と、上手に弾くためのポイントや注意点、練習方法が載っていて、とても分かりやすいので私のような初心者の大人の方にお勧めの楽譜です。
ブルグミュラー25の練習曲に挑戦した感想
ブルグミュラー25の練習曲は、表現力とテクニックを同時に習得できる優れた練習曲集です。練習曲でありながら曲が良いのがさらにいいです。練習曲っぽくない作りになっているので曲として聞いてられる音楽性の高さがブルグミュラーのいい所です。
私はamazonミュージックで買った音源を寝る前に時々聞いたりしています。
ブルグミュラー25の練習曲の本でレッスンをしていて実感したのは、上達スピードが格段に上がった!という部分です。ピアノ上達のために作られた練習曲だけあって、無駄なくテクニックが身に着きます。
レガート、スタッカート、装飾音、スケール、シンコペーション、重音、和音、などのテクニック面もさることながら、音の強弱の付け方、曲のイメージなどを掴んで演奏する表現力の部分でも格段に変わりました。
バーナムで学んだテクニックを、ちょうど活かせるところも気に入ってます。
ブルグミュラー進捗状況&練習方法
指定のスピードで弾けなくても、丁寧に綺麗な音で弾くことを常に心がけています。楽譜に記載されて入りスピードは速すぎるので、スピードを落として練習しています。ゆっくりでも確実に丁寧に、一定のテンポで演奏するのが大事です。
今練習中なのは『優美』です。32分音符がはじめて出てきました。32分音符を焦って弾いてしまいがちですが、指が転げて音が抜けてしまわないように丁寧にゆっくりとしたスピードで練習しています。
『素直な心』『アラベスク』『牧歌』『無邪気』『進歩』『子供の集会』はすでにマルをもらってクリアすることが出来ました。『無邪気』は右手の16分音符が難しかったですが、この曲のお陰でずいぶん右手の指が早く動くようになりました。
『子供の集会』では、重音をレガートで弾くのは本当に難しく苦戦しました。『進歩』ではスケールが左右揃うまでかなり苦労しましたが、じょずに弾けていますと先生に褒められました。
現在は『優美』を日々練習しながら、時間のある時は次に予定している『狩り』を同時進行で予習しています。
レッスンは個人ですが30分しかないのであっという間に終わってしまいます。次のヤマハのレッスンまでに自宅で解説を読んで、譜読みをし、左右片手練習程度の予習をしていくと、レッスンの時に無駄がありません。
ちなみにチャレンジする曲の順番は原典通りではなく、多少前後したり気が向かない曲は飛ばしたりもします。『清い流れ』はなんとなくやる気が起きなくて飛ばしました。今後も自分が弾きたいと思う曲から、自由な順序でやっていこうと思います。
すでに合格をもらえた曲も、忘れてしまわない様にウォーミングアップがてら毎日弾きます。すでに弾けるようになった曲も振り返って日々練習し、ブラッシュアップして一つ一つの曲のクオリティを上げる努力をすることで、次にチャレンジする曲に繋がっていくと思うからです。
ハノンにチャレンジしてみよう
バーナム、ブルグミュラーに加え、もう一つ『ハノン』もやることにしました。使用しているハノンの楽譜は全音のもので、ひとつづつ練習の目的や練習の方法を書いてくれています。YouTubeでピアニストの方ががこの全音版の本を勧めているのを見て決めました。
ハノンには音楽性がなく、指の動きがとても機械的なので面白くないと、嫌う人も多いようですが、私は今の所そんなに苦ではありません。(嫌悪感が無いのはまだ最初の方しかやってないからかもしれません)実際まだ№7ぐらいまでしか弾けませんし、メトロノームで60くらいの速さで練習しています。
脱力の練習、指の動きや手の形のチェックにもハノンは役立っていて、一定のスピードで弾く練習をメトロノームを使いながら、地道にやっています。ヤマハの先生のアドバイスで、リズムを変えて弾いてみたりという練習法も最近取り入れました。
今後は、バーナムピアノテクニック、ブルグミュラー25の練習曲、そこにさらにハノンを加えた3本柱でみっちりやっていこうと思います。時間がかかるかもしれませんが、ブルグミュラーが終わる事には、初級レベルから中級レベルに抜けれていると嬉しいです。