習い事ランキングで必ずと言っていいほど上位にランクインしているそろばん。息子は小学校4年生になったばかりなのですが、小学校1年生4月の半ばあたりから全国珠算教育連盟に加盟している近所のそろばん教室に通っています。
そろばんが何故素晴らしいのか
「計算が出来なくても将来困らない!」とか、「計算機があるからいいじゃないか!」と思うかもしれませんが、そろばんを習得してスラスラ計算を解くことが出来ると、小学校生活で非常に有利に働きます。と、同時に親の立場からしても多くのメリットがあるのです。
そろばんは月謝が安くコスパ良し
息子が通うそろばん教室では週に2回のレッスンで、時間は1回につき50分です。月謝は4500円で、月に8回あるので1回のレッスン単価は、なんと約563円。
右脳が鍛えられ、イメージ力UP
そろばんが出来る人は暗算するときに、そろばんが頭に浮かびます。頭の中でそろばんをイメージして頭の中でそろばんをはじくのです。
頭でイメージをするので、イメージ力の向上となって、それがすなわち右脳の活性化となります。そろばん有段者の脳波を計測してみると、そろばんをしている最中は右脳を主に使っているそうです。
集中力が身に着く
限られた時間の中で、決められた量の計算を行わなければ、検定試験に受かりません。そろばん検定では時間を計って、素早く間違えない様に珠をはじかなければならない為、神経を集中させる力が必然的に身に付きます。
制限時間内に、問題を解いたり自分のやるべき事をこなさなければいけない場面は、今後テスト・受験など、ありとあらゆる場面で出てきます。
級が上がるごとに自信がつく
最初は10級から始まります。毎回級が取れそうになった段階で検定の申し込みをし、決まった日に受験をします。日々の練習の積み重ねを検定試験の時に発揮し、”検定に合格して級を取る”という成功体験を重ねていくことが自信へとつながります。
検定を受けるという独特の緊張感も小学生にとっては良い経験だと思います。
検定に合格すると、立派な賞状と、そろばんに貼る級が印字されたシールを先生から頂きます。毎回とても喜んでいますし、親としても誇らしい瞬間でもあります。
そろばんは何歳から習わせると良いのか
うちの息子の場合は小学校1年になってすぐ習い始めました。4月の中旬あたりからだったと思います。そろばん教室によって受け入れる年齢はバラバラかもしれませんが、息子が通っている教室では6歳から習うことが出来ます。
幼稚園の年長であっても、すでに6歳になっていて、尚且つ数字が書ければ習いに来てもいいよ、というスタンスのようです。数字をしっかりと書くことが出来て、落ち着いて座っていることが可能であれば、出来る限り早いうちから習うことをお勧めします。
そろばんは小学校でものすごく役に立つ
小学生の算数は、計算の単元が沢山あり、下記の表に記載されているように多くの計算を学びます。小学校1年生の1桁の足し算・引き算からはじまり、掛け算、割り算、桁が増えたらひっ算、小数点に分数の計算、とにかく計算だらけです。学年が上がるごとに計算は複雑になり、どんどん難しくなっていきます。
【学年別】算数の授業で習う計算の単元 | |
1年生 | 繰り上がりのある足し算。 繰り下がりのある引き算。 |
2年生 | 2桁の足し算・引き算 簡単な 3桁の足し算・引き算 九九・簡単な2桁の掛け算 |
3年生 | 2桁・3桁掛け算 簡単な割り算 小数足し算・引き算 簡単な分数の足し算・引き算 そろばん |
4年生 | 割り算 小数の足し算・引き算 小数の掛け算・割り算 同分母分数の足し算引き算 そろばん |
5年生 | 小数の掛け算・割り算 異分母分数の足し算・引き算 分数の掛け算・割り算1年生 |
6年生 | 分数の掛け算・割り算 分数・小数の混合計算 小数・分数の計算のまとめ |
学校の授業で習っただけで理解できれば苦労はないですが、授業についていけなくなると、たちまち算数が嫌いになってしまいます。かろうじて理解は出来ていても、スピードがある程度伴わなければ時間に間に合わない為、テストでいい点数は取れません。
学校の宿題は毎日が計算問題
小学校では当然ながら宿題が出るのですが、ほとんど毎日のように計算ドリルの宿題があります。子供本人が算数の授業についていけてないと、毎日の宿題が苦痛になり、だんだんと宿題に手を付けなくなります。
普段の宿題も大変ですが、夏休み・冬休みなどの宿題も必ずと言っていいほど計算ドリルの宿題が出ます。計算ドリルだけではなく、別の冊子で計算問題をたっぷり含む、問題集のようなものもおまけについてきますので、夏休みなどは宿題地獄といっても過言ではありません。
宿題をやるだけならいいのですが、夏休みなどの宿題に関しては自宅で答え合わせをしなければならず、親もマル付けの宿題を学校側から課せられるのです。丸付けをするという事は、間違い直しまでしなければいけません。
我が家ではこんな風にそろばんが役立ってます
小学校3年生で6級に合格しました。今は5級習得に向けて頑張っています。進みは正直言ってそんなに早い方ではないとは思いますが、
そろばんを習っている息子は計算が苦ではなく、とにかく算数が大好きで、ほとんど間違えることなく解くことができます。計算のスピードも速いので宿題をため込むことも皆無です。
低学年のうちから計算で躓いてしまうと、勉強が急激に難しくなる高学年あたりでますます大変になってくると思います。
とにかく計算問題はそろばんのお陰で小学校3年生まで苦労することなく来れました。文章問題や図形の問題はまた別の思考回路になるかと思いますので、別で塾に通わせたり、タブレット学習なども併用して可能な範囲でやらせています。
この調子で日々の学習を怠らない様にすれば、なんとか4年生を乗り越えて高学年に向けて算数も他の教科も苦手意識なくやっていけそうな気がします。
【おまけ】そろばん問題集 無料ダウンロード
そろばんの練習問題を無料でダウンロードしたり、プリントアウトしたりできるサイトの一覧です。自宅でそろばんの練習をする際に、役立ててください。
そろばんやろうよ!!
こちらのそろばん問題集は、実際私も息子にそろばんの練習をさせるときなど、頻繁に利用させてもらってます。全珠連と日商/日珠連、両方あります。
あつネットのそろばん問題集
問題集としては一番量が多いです。1級から10級まで120回分がなんと7年分も。
初心者のためのそろばんの使い方
日本珠算連盟の検定問題を似せて作られており、1級から10級まであります。
そろばんは永久に不滅です
1級から6級までの問題を無料でダウンロード可。暗算もあります。
検定試験問題見本Ι日本珠算連盟
珠算能力検定試験、暗算検定試験、段位認定検定試験の見本です。見本ですので量は少ないです。
そろばんを習うメリットまとめ
fa-arrow-circle-right右脳が鍛えられる
fa-arrow-circle-right級を取るごとに自信がつく
fa-arrow-circle-right集中力が身に付く
fa-arrow-circle-right小学校の算数の授業が楽しい
fa-arrow-circle-right計算ドリルなどの宿題が楽にできる
fa-arrow-circle-right数字に強くなり、数学が好きになる
昔から、『読み・書き・そろばん』と申しますように、そろばんはコストパフォーマンスにすぐれた素晴らしい習い事です。安い月謝にもかかわらず、小学校でものすごく役に立ち、右脳の活性化にもなり、集中力まで身に付くという、一石で二鳥も三鳥もある習い事なのです。