息子は2歳になったばかりのころから、学研の幼児教室『ほっぺんクラブ』に1年半通い、幼稚園の3年間、『学研教室』へ通っていました。なぜ幼児教室へ通うことにしたのか、どんな子供達が通っていたのか、幼児教室に通った事によって得たメリットと、感想です。幼児教室へ通わせようかどうか悩んでいる親御さんの参考になるといいな、と思います
幼児教室に通おうと思った理由
そもそも、勉強をさせたくて幼児教室へ通っていたのではありません。
息子は、小さい頃、極度の人見知りでした。どこへ連れて行っても泣きまくり、ちょっとでも家と違う環境だった場合、私からくっついて離れません。このような厄介な性格に、当時の私はとにかく困り果てていました。そういう息子の性格をどうにかしたかったというのが理由の一つです。
あともう一つ、私が公園や児童施設があまり好きではなく、公共の場所へ全く出向かないために、同じ世代のお母さんと話をする機会がほとんどありませんでした。
ここまで人見知りなのは、もしかしたら母親である私のせいなのかなと、責任を感じていましたし、息子に同世代の友達が全くいないという状況も、なんとかしなければな、という思いがありました。
と、いうのが、幼児教室に行こうと決めた理由なのです。
なぜ学研の『ほっぺんくらぶ』を選んだか
沢山ある幼児教室の中から、なぜ学研の『ほっぺんくらぶ』を選んだのか、という理由は、いたってシンプルです。
まず、月謝が比較的手ごろな値段だった、というのが一番の理由です。教材費もそんなに高くなかったと記憶しています。万が一合わなくて退会したとても、そこまで痛手ではありません。
しかも当時、入会特典があって、学研のニューブロックが無料でもらえました。息子は学研のニューブロックが大好きでかなり長いこと気に入って遊んでました。
最終的には無料体験のときに、案外本人が楽しそうにしていたという事、さらに講師の方がやさしそうで、非常に感じが良く、子育てに関しても経験豊富そうだった、という点が入会の決め手になりました。
幼稚園に入るまでは、『学研のほっぺんくらぶ』で一年半ほどお世話になり、幼稚園に入ってからは、幼稚園の課外授業の『学研教室』で、卒園までの3年間、お世話になりました。
『ほっぺんくらぶ』授業の内容
2歳から、1年半通ったほっぺんくらぶでは、ひらがなカードを使ってひらがなの勉強や、数字カードで数の勉強、手遊び、歌やダンス、運動、ゲーム、ワーク、シール貼り、制作、カタチ遊びなどをしました。
一番印象に残っているのは、ひらがなカードや数字カードを使ってひらがなと数字を覚えたことです。ゲーム感覚で勉強することにより、文字や数に興味を持つことが出来ました。
うちの息子は特に、数字カードが好きで、家に帰ってからもよく数字カードで遊んでいました。幼稚園に入園するまでに、0から10までの数字と、ひらがなを全部覚えることが出来たのは、すごくよかったと思います。
絵をかいたり、ハサミを使ったり、糊で貼ったり、といったような制作なども親子で楽しみました。
友達との関わり方なども、『学研のほっぺんくらぶ』で学ぶことができ、幼稚園に入ったときに困らない程度の、コミュニケーション能力も、身につけることが出来ました。
最後の一年間は、親子教室というスタイルではなく、子供だけで授業を受けていたので、”一定時間母親と離れて過ごす訓練”にもなったと思います。
『学研教室』授業の内容
幼稚園に入ってからは、幼稚園の課外授業で学研教室があり、そちらでお世話になることにしました。引き続き、ひらがなや数字はもちろんのこと、正しい描き順で文字を書くということ、『をにのが』などの助詞の使い方を学んだり、カタカナも勉強しました。
算数の足し算や、引き算も学び、ワークなども、ドンドンこなしながら、国語と算数の基礎を、週1度の学研教室で学びました。
授業のカリキュラムの中で、聞き取りワークというものもありました。それは、物語を聞いた後、プリントに書いてある質問に答えていくというワークです。当時、なかなか園児には高度だな~と思いましたが、文章の読解力も記憶力も鍛えられて、すごく為になるな~と思いました。
学研教室では、座って落ち着いて話を聞くといったような基本的なことから、人前で意見を言ったり、出された宿題を自宅でやったりと、様々なことを体験させてもらい、卒園までの3年間で、小学校入学準備をバッチリ整えることが出来ました。
幼児教室に通う親子の学習意欲
幼児教室に通わせている親御さんと徐々にコミュニケーションを取るようになり、母親同士で色々話しをていると、皆すごく教育熱心だということがわかってきました。基本的に勉強目的で、教室に通わせているという人がほとんどでした。
ゆくゆくは、私立の中学校に通わせたいという事であったり、小学校から私立へ行く事がすでに決まっているお子さんもいました。そういった子供たちは、私立用の幼児教室も別で通っていて、2つ掛け持ちをしてると言ってました。
その頃の私は、どこの幼稚園に通わせるのかすら決まってない状態でした。子供の教育に対する意識も低く、勉強なんて、やれやれ言ったところでやらない子供はやらないし、逆にしたけりゃ勝手にするだろうし、ある程度大きくなってみるまでは伸び伸び育てよう、みたいな考え方でした。
当時は自分の中で、教育ママ=怖い 幼児教育=子供かわいそう というような勝手なイメージを持っていて、小さいころから勉強なんかしなくてもいいのでは?と、いう感じだったのが、”教育意識高い系”の方々の意見や影響をもろに受け、徐々に考えが変わってきたのです。
勉強は嫌々するものではない、知識が増えることは素晴らしいのだ!そういった感覚を幼少の時から植え付けるのはすごくいいことなのかもしれない!
むしろ幼少の今の時期だからこそ、『勉強=楽しい』と、脳にすり込めるのではないか!?そう思ったのです。
ほっぺんくらぶに入ったことをきっかけに、それまでは全く興味が無かった教育に高い関心を持つようになり、教育=愛情という風な思考へと、変化したのです。
【幼児教室】で4年半 勉強したメリット
幼児教室のメリットは沢山あります。逆にデメリットなど思いつきません。最初は人見知りを治そうというだけで通い始めた幼児教室ですが、偶然の産物にしては良いことがありすぎます。
勘違いされたら嫌なので一応言っときますが、私は決して学研の回し者じゃありません。(笑)
ほっぺんくらぶ に通ったメリット
- 幼稚園に入るまでにひらがなを覚えた。
- 数字が好きになった、ゼロの概念を理解した。
- コミュニケーション能力が親子ともに上がった。
- プレ幼稚園に行ってなかったので、幼稚園の訓練になった。
- 同じ年齢の子供たちとの関わり方を学んだ。
- 先生の話を目を見て良く聞くようになった。
小学校に入ってから楽だった事
- 小学校に入るまでに、ひらがなカタカナを書けるようになる。
- 簡単な足し算や引き算が出来る、人前に出てハキハキ話が出来る。
- 幼稚園の頃から学研の宿題をしていたので、小学校に入る前から宿題に取り組むのが当たり前になっており、『宿題しなさい』と言う前に、自主的に宿題に取り組むようになった。
- 小学校のスタートラインの時点で、ある程度のことが出来るので、勉強が遅れることがない。(小学校3年生現在)
- 基本的に苦手なことがあまりないので、勉強が好き。(小学校3年生現在)
- 先生の話や授業を、すごく良く聞く。
学研の幼児教室 感想まとめ
小学校に入ったばかりの段階で、授業についていけなくなると、勉強が面白いと感じなくなります。勉強に対して苦手意識が出てしまうと、勉強=やらされるもの、という風になり、そこから段々と『勉強嫌い』へと発展してしまうかもしれません。
息子はあらかじめ学研教室で勉強をしていたおかげで、小学校生活において良いスタートをきることが出来ました。
単に、文字が書ける・計算が出来るというだけではなく、学研のワークで知恵や思考力といった部分も、鍛えられた事がすごく良かったと思います。じっくり集中して考えて、どうすれば答えが出るか、自分なりに工夫してみたり、難しい問題に対して諦めずに前向きに取り組む姿勢、とても大切だと思います。
あとは、宿題は必ずやるものという認識が定着したこと、家でも自然と机に向かう習慣がついたというプラスアルファの部分も、心から幼児教室に通わせてよかった、と思う理由の一つです。