令和元年となった今年度、PTA役員(学級委員)となりました。PTA役員となった経緯と実際の仕事内容など、小学校のPTA役員の実態を本音で語りたいと思います。
ゆるママ
PTA役員の全貌やいかに!?
なぜPTA役員に?事前アンケートの罠
年度が替わるこの時期になると、私の頭を毎年悩ませるのが『PTAをやるかどうか』ということです。今年こそはやらないとな~と毎回思いつつも、なかなかやる気が出ずに今までなんだかんだ理由を付けては先伸ばしにしていました。
今年度息子は4年生へと進級したので、小学校生活も残すところあと3年間。6年生は卒業式など、他の学年に比べて行事が多いので、6年生でのPTA役員は絶対にやりたくはありません。
ゆるママ
そんな中、新学期が始まって間もなくのこと。学校から以下の内容のアンケート用紙が配られました。
①役員を引き受けてもよい
②引き受ける人がいなければ、ひきうけてもよい。
③引き受けることが出来ない「引き受けることが出来ない場合はその理由」
②引き受ける人がいなければ、ひきうけてもよい。
③引き受けることが出来ない「引き受けることが出来ない場合はその理由」
上記の三択の中から一つを選択し、学校にに提出せよというものです。どれを選ぶか悩みましたが、最終的に『②の引き受ける人がいなければひきうけてもよい』という項目に○を付けて提出しました。
さすがに『①の役員を引き受けてもよい』というのは自分の中では無いし・・・、かといって『③の引き受けることが出来ない』を選ぶと、引き受けることが出来ない理由を書かなければいけない。理由をあれこれ考えてみても、現在仕事をしてないし、親の介護もないし、妊娠中じゃないし、となれば②を選ぶしかありません。
ゆるママ
まぁ誰か立候補するだろう、実際今までは立候補者がいたし・・・
と高を括っていたら…。翌日、担任の先生から連絡があり「すみませんが、 今年度PTAに立候補する保護者の方が誰もいらっしゃらなくて… 。今年度のPTA役員をお願いできないでしょうか…。」とのこと。
ゆるママ
…はい、わかりました(汗)
まぁ、そうか…。しょうがないよね、立候補者がいなければ引き受けても良いに〇を付けたのは自分なのだから。今更『やっぱ無理です、出来ません。』とはさすがに言えません(笑)
・・・・と、こんな感じで今年度のPTA役員になりました。
今回、どうして立候補者がいなかったのかなと改めてじっくり考えてみたところ、4年生は二分の一成人式があるからなのかもしれないなと、ふと思いました。いずれにしても高学年になると行事が多いからか、立候補者は激減するようです。
ゆるパンダ
低学年の間にさっさとPTA役員に立候補して務めを果たし、後は卒業まで気楽に学校生活を送る方がいいかもね。
初めてのPTA総会
先日、参観の後にクラスの懇談会がありました。その際、担任の先生に「今年のPTA役員さんです」と紹介してもらいました。役員はクラスに2名なので、私の他にもう一人います。ちなみに、クラスの生徒は全員で40名ほどいるのですが、参観後のクラス懇談会における保護者の参加人数は約10名ほどでした。
ゆるママ
懇談会に参加するお母さんって最近は少ないみたいですね。
クラスの懇談会のあと体育館でPTA総会がありました。PTA役員になると、総会に必ず出席しなければなりません。
PTA総会では、前年度の収支報告や、前年度の本部役員さんへの感謝状の贈呈、新年度の本部役員さんの紹介、先生の紹介、校長先生の挨拶などがあり、総会の最後に学年ごとのグループに分かれ、委員会決めと学年代表を1人じゃんけんで決めました。
この学年代表さんに選ばれてしまうと本部のお仕事も手伝わないとならない為、大変荷が重いです。私はじゃんけんに勝つことが出来たので、学年代表は免れました。
最後に、役員全員がそれぞれ所属する委員会を選んで決めなければなりません。
PTAの仕事内容とは?所属する委員会を決める
息子の通う小学校のPTAの委員会は、大きく分けて3つのグループに分けられています。PTAになった人は全員、広報委員会・研修委員会・保険環境委員会のうち必ずどこかの委員会に所属しなければなりません。どこの委員会に所属するかによって、PTA役員としての一年間の仕事内容が同時に決定するのです。
ゆるママ
委員会の種類や仕事内容は、学校によって多少違いがあると思いますので、あくまでも参考程度でお願いします。
①広報委員会 新聞の発行
②研修委員会 保護者向けの研修の企画や運営
③保険環境委員会 月一回の挨拶運動・ベルマーク
②研修委員会 保護者向けの研修の企画や運営
③保険環境委員会 月一回の挨拶運動・ベルマーク
①広報委員会の主な仕事は新聞の発行です。新聞に掲載するテーマや文章を考えたり、写真を撮ったりしなければならないので、自分にはかなり荷が重たい気がしました。
②研修委員会は、研修の企画運営をするのが仕事です。例えば子育て講演会の企画や、たとえばハーバリウム講座を企画したり、時にはバスに乗って色々なところに出向かないといけない場合もあるようなので、自分的にはかなり大変そうに感じました。
③保険・環境委員会は仕事が二つに分かれてます。環境委員の主な仕事は月一回のベルマーク回収作業です。保険委員は登下校時の見守り活動や道路の危険個所調査、飛び出し防止パネルの設置、給食試食会の企画、お祭りの時の巡回などです。
*3つの委員会共通の仕事として、体育大会関連のお仕事がそれぞれあります。
ゆるママ
研修委員会が一番楽だと聞いた!と言ってたお母さんもいましたが、私的にはベルマークの計算を主な仕事とする保険環境委員会なら何とかできそうな気が・・・。
ということで自分の所属先の委員会は、保険・環境委員会の中の環境委員に決めました。ベルマークの作業の他にも、月一回の挨拶運動の日の登校時間に朝の8時頃から校門に立たないといけないという保険委員の仕事も兼任します。
まぁまぁ大変なようにも思いますが、無理せずに頑張ろうと思います。
PTAのメリットって何?
ゆるママ
今までPTA役員に対してマイナスイメージしかなかったので、あえてメリットを考えてみました。
メリット①普段、参観日や個人懇談以外で学校に出向くことはほとんどありませ ん。なので 普段は目にすることのない学校での生活を垣間見れるというのは大きなメリットではないでしょうか。
メリット②個人懇談以外で担任の先生と話す機会は通常ほとんどありません。PTAの仕事で学校へ行く機会が多くなれば、我が子の学校生活の事を担任の先生に聞けたり、勉強のアドバイスなんかをもらえたりする かもしれません。
メリット③最後に、わが子の通う小学校では運動会の時、PTA役員専用の写真撮影スペースを確保してくれています。人込みを避けながら我が子の有志をゆっくりと撮影出来るのはかなりのメリットです。
PTAの今後について考えてみる
自分がいざPTA役員をやってみると、思っていたほど嫌じゃないし苦でもないというのが実感としてありますが、世間一般的な意見としてPTAはやりたくない、いっその事もうなくしてしまってもいいのではないか?という意見が多いのが現実です。
実際に娘が通う幼稚園の方は、クラス委員(役員)という形で保護者を選出する形ではなくなりました。行事を手伝うボランティアという形で、やりたい人だけを募るという方針へと、前年度あたりからシステムが変更になったのです。同時に本部役員もなくなったため、上の子が通っていた時よりも行事は減りました。
もし、小学校の方もPTAが無くなったらどうなるのでしょう。正直、以前までは自身も『PTA役員とか無い方が気楽でいいわ~。』という考えでしたが、保護者の協力がないと先生の負担が半端なく増えることは避けられなくなります。となれば、先生の授業のパフォーマンスが落ち、それが生徒の学力へと影響が出てしまうような気がします。
さらに近頃、痛ましい事故のニュースが後を絶ちません。小学生の場合は学校まで自分の足で通うので、登下校の際危険も多いです。横断歩道を渡るとき、横断歩道にPTAや地域の方が立っていてくれるだけで防げる事故は沢山あるでしょう。
また、危険個所に飛び出しパネルを設置したり、通学路に『グリーンベルト』を引く場所を考えたりと、登下校時の安全を考えて事故を予測し、交通事故を未然に防ぐのもPTAの大切な仕事です。
ゆるママ
自分の中で面倒なイメージしかなかったPTA役員ですが、今となっては必要性を実感しています。
PTA役員になった感想まとめ
今年度PTA役員をすることになってしまい、ここ最近ものすごく憂鬱で仕方がなかったのですが、実際に活動がはじまってみると悪い事ばかりではありません。確かに大変ではありますが、想像していたほど苦痛ではないな、というのが本音です。
本部役員の方も、同じクラスのPTA役員のお母さんも、皆感じの良い人ばかりだったのも良かったですし、基本的には”出来る範囲でそれぞれが無理なくやりましょう”というスタンスなので、PTAになる前と後ではPTAに対するイメージが随分変わりました。
もし役員を引き受けなければ、こんなにも大勢の保護者の方々が学校運営に携わり、生徒が健やかに学校生活を送れるような取り組みを行いながら日々活動して下さっていることを、知ることは無かったと思います。
ゆるママ
今までPTAを立派に務めてくださった、歴代のPTA役員の皆様にも感謝したいです。
PTAだけでなく、学校の先生や地域のボランティアの方々なども含め、多くの人たちが協力しあって学校運営は成り立っています。我が子が安全に楽しく学校生活を送れるのは決して当たり前ではありません。
このように地域の皆様に支えられて小学校に通えることを感謝すると同時に、将来しっかりと社会に恩返しが出来るような立派な人間に息子を育て上げなければならないと、改めて身の引き締まる思いがしました。
一年間、PTA役員を最後まで責任を持って努めたいと思います。