歌手・俳優など、芸能界を夢見てオーディションにチャレンジしている方は老若男女、年齢を問わず沢山おられることでしょう。
今回は芸能オーディションに受かるためのコツや、オーディションで気を付けた方が良いポイントなどについてお話しします。
オーディションの心構えと守るべきルール
まずは、芸能オーディションを受ける為に必要な心構えと、最低限守るべき約束事についてお話しします。
時間を守る
当たり前すぎるのですが、時間に遅れることは何よりも厳禁です。芸能事務所は時間にルーズなタレントに仕事を依頼する事は出来ません。
挨拶をきちんとしよう
オーディションをしてくれる審査員の方々に挨拶するのは当たり前ですが、出来ればオーディション会場で出会うすべての人達にきちんと挨拶しましょう。
例え事務担当の人であろうと、芸能事務所関係者に違いないですし、オーディション会場偉い方がウロウロしていたりして紛れ込んでいる場合があります。
開場に入った瞬間から勝負する
オーディション会場に入った瞬間から、すでに自分は誰かから『見られている』と思ってください。常にニコニコ笑顔でいる事、姿勢や態度にも神経を配りましょう。
椅子に座るのであれば足を広げずに行儀よく、椅子に浅く腰を掛け背筋をピンと伸ばしましょう。立ち居振る舞いに気を配り、自分の印象を少しでも良く見せる努力を怠らない様にしましょう。
反社会的勢力とのつながり
オーディションを受ける方ご自身が反社会的勢力の一員であったり、仲の良い友人にそういった危険な人物はいませんか?反社会的勢力のパーティーへ闇営業へ行った芸能人の件で、ワイドショーでも長い間話題に上っていましたが、このご時世において反社とのつながりは致命傷です。
当然ながら芸能事務所は反社とのつながりがあるような人を事務所に引き入れることは絶対にしませんので、予めご縁を切っておいてください。
SNSについてのルール
近頃、ほとんどの方がインスタグラム、ツイッター、Facebookなどを利用していると思います。そういったSNSで自分のプライベートな事を安易に載せない方が良いです。
一時期バカッターと呼ばれる人たちが、炎上狙いでコンビニの冷蔵庫に入ったり、おでんに手を突っ込んだりして世間を騒がせました。それらは一歩間違えれば犯罪者となり得る危険な行為です。
SNSのルールを守るという事は今後の芸能人生を守るという事に繋がります。SNSは上手に使えばファンとの交流に使えたり、自己のアピールの場としても有効活用できる最強のツールなのですが、一歩使い方を間違えればトラブルの元となる可能性を含む諸刃の剣でもあるのです。
もし、少しでも批判を浴びる可能性があるような内容の投稿があるなら、今のうちに削除しておいてください。
歌のオーディションのコツ
歌手になるための歌のオーディションの場合は、たいてい①自己アピール②歌唱審査です。
自己アピールに関しては、自分のアピールできるポイントを何でもアピールして下さい。例えば英語が喋れる、SNSのフォロワー数の多さ、特技(ダンス)など、何でも特技をアピールして下さい。ライブハウスですでに活動をしている場合は観客動員数なんかも大きなアピールポイントになります。
歌唱審査では、サビをワンフレーズだけ歌う、一番だけを歌う、フルコーラス歌う、といったように、どのぐらいの長さを聞いてもらえるのかがオーディションによって違います。
どのパターンが来てもいいように、サビだけの場合はこの歌を歌う、一番を歌うパターンの場合はこの曲、フルコーラス要求されたらこの曲を歌うなど、自分の中である程度決めておき、状況に応じてすぐ対応できるように普段からしっかり歌の準備して練習をしておくと安心です。
歌手になるという事は、ゆくゆくはライブを行うということに繋がっていきます。人前に立ってライブパフォーマンスをするとどんな感じなんだろう?というイメージを審査員の方に膨らませてもらうために、ちょっとしたダンスなどの振り付けを付けて歌うとかなり好印象を与えられると思います。
俳優オーディションのコツ
俳優のオーディションでは、自己PRと共に、セリフのオーディションがあります。あらかじめ決められたセリフで演技を行い審査員に見てもらいますが、その場でセリフの書かれた紙を渡された場合は即興で覚えて演技すると印象アップです。
即興で自分でセリフを作って演技を行う審査の場合もあります。即興芝居の場合は瞬発力や、語彙力、ワードセンスなども必要になってきます。
演技審査の時は、棒立ちでただセリフを朗読するだけではなく、舞台に立つ俳優のごとく身振り手ぶりや動きもしっかりつけてセリフを言ってください。
動き回る時も、演技中の自分の表情を審査員にしっかり見せるように心がけてください。間違っても顔が隠れる立ち位置で演技しないでください。演技中の表情を見せないとかなり勿体ないので、あくまでも審査員に自分を見てもらう事を意識しながら、動きを加えることがポイントです。
書かれたセリフをそのまま話すだけでは面白味も何もありません。例えばセリフを一部変えてみる、オチを作ってつけ足してみるなど、自分の個性をいかに出して審査員の脳裏に印象が少しでも残るように、自分なりにその場で知恵を絞ってみてください。
演技審査もすごく難しいですが、自分なりに工夫してライバルとの差別化を図ることは、オーディションに勝ち残っていくための大きなポイントの一つです。
オーディションの際の服装について
服装の指定は無いことが多いのですが、審査において服装や髪形はとても大事だと思います。オーディションで芸能事務所が求めているイメージがあるのなら、そのイメージに合わせた服装選びも重要になってきます。
清潔感があるか、おしゃれであるか、本人に似合っているか、髪型に気を配っているか、など見た目が全てではないにしても、服装などが人に与える印象が重要であることには変わりないので、そこは十分にこだわって下さい。
洋服のセンスもさることながら、服のメーカーであったりブランドが明らかに見てわかってしまう服装は避けた方が良いです。
芸能界、テレビ業界はスポンサーで成り立っています。いつどこでどの企業がスポンサーとして関わっているのかわかりません。
万が一スポンサーのライバル企業の服を着用していたとしたら大変ですよね。そういった配慮が出来るという事も芸能界という特殊な世界の中では大切なのです。
よって、新人発掘オーディションにおいてもブランドのマークやロゴが無い服装を着用してオーディションを受けることが無難だと考えられます。