幼稚園年中組の娘がピアノを習い始めてから、1年半が経過しました。現在オンピーノという自宅に先生が来てくれるタイプのレッスンをしています。
先生は優しくて、レッスンはいつも楽しんでいますが、1回30分/週1のレッスンだけで上達するほどピアノは甘くありません。
レッスンで先生に教わった事をどれだけ家で実践して練習するかが上達のカギとなるのですが、未就学の小さい子供にとって、ピアノの練習を継続して毎日することはなかなか簡単ではないのが現状です。
課題曲合格でシールGET&貯まるとご褒美
課題曲(宿題の曲)を合格して楽譜に花マルを付けてもらえたら、合格した曲数の分、シール台帳にシールを貼る事にしています。今、楽譜本を4冊同時進行していますので、少なくとも4つは毎回合格を貰えるように普段から練習を頑張ります。
シール台帳がシールで一杯になったら、何かご褒美をあげます。自分がどれだけ頑張ったのかを視覚化することで、シールが貯まった達成感も味わえますし、金額的にさほど高価でなくても本人が喜びそうなものを買って渡すことで、次も頑張ろうという意欲を引きだすことが出来ます。
ご褒美制度に関しては、賛否あるかもしれませんが、うちの場合はわかりやすくモチベーションが一発であがりましたので、私的にはお勧めです。
練習には必ず付き合う
練習には最後までとことん付き合い、うまく出来たらたくさん褒めて、間違っているところは一応指摘したりはしますが、怒らないようにしています。
まず、右手・左手別々に練習させてある程度片手づつ引けるようになったら、娘に右手を弾かせて左手を私が弾いて合わせます。うまく弾けたら左と右をチェンジして繰り返し練習すると、最終的に両手で弾く際、スムーズにいきます。
今の所は楽譜が簡単なのでこういった片手練習にも無理なく付き合えますし、右手左手別々に合わせる練習は案外楽しいので一度やってみて下さい。
練習時間は決まった時間に毎日
ピアノの練習は必ず決まった時間に、”毎日”行うようにしています。我が家では、朝ご飯を食べ終わった後、勉強系のワークと音楽系ワークをするのを日課としており、それが終わったあと最後にピアノの練習をしてから幼稚園に行きます。
練習時間は30分前後とそんなに長くありませんが、朝8時くらいから、幼稚園のバスが出るまでの9時20分までの時間をフル活用し、勉強やピアノ練習に当てています。
音楽ワーク・音符カードを併用する
先生から用意するよう言われた音楽ワーク以外に、自主的にリズムワークや音符ワークをコツコツ毎日します。
あまり難易度の高い難しいものは使わず、遊び感覚で出来るようなワークを選び無理のない範囲でやっています。↓我が家で最近使っている音楽ワークです。
時には音符カードで譜読みの練習もします。それによって、譜読みが比較的早く出来るようになり、課題曲をクリアする進度が早くなります。
知育感覚で気軽に楽しみながら取り組むのがおすすめです。
怒らない・無理強いしない・とにかく褒める
ピアノの先生がとても褒め上手で、レッスンで娘をすごく褒めて下さいます。ですので普段の自主練習で、うまく弾くことが出来たら大げさに褒めるようにしています。あくまでも進歩がみられた時だけ褒めるという事がポイントです。
褒める内容はピアノに関する事ならどんなことでもいいので、とにかく昨日よりうまく出来たり優れているところを見つけて褒めて下さい。上手に弾けた、音符が読めた、ピアノの前に昨日より長く座ることが出来た、などなんでもいいと思います。反対に、うまく出来ないからといってイライラして怒るのは逆効果です。
私も最初、娘が言う事を聞かなかったり、ダラダラしたりすると怒ったりしていましたが、余計やる気をそぐだけで、良いことは一つもなかったです。
寧ろどのようにモチベーションを上げるのかを工夫したり、楽しく練習するにはどうすればよいのか考える事に力を注ぎ、ピアノの練習って楽しいな!ピアノを頑張るといいことがあるな!みたいな方向にもっていった方が上達します。
練習の際上手く弾けたら動画撮影
練習中の課題曲を上手に弾けたとき、めっちゃ上手だから動画撮らせて!とお願いすると、うちの子は非常に喜びます。
練習の記録動画を残すことで後々振り返ったり、上達具合や進捗状況を改めて確認することが出来、さらには思い出作りにもなります。
さいごに
ピアノを継続する事は、メリットが沢山あります。単にピアノを弾く技術が上がるだけではなく、右脳も左脳も鍛えられる、耳が育って英語に役立つ、心が豊かになる、曲が弾けるようになるたびに、小さな成功体験の積み重ねとなり、自信が付く・・・など、良いことだらけです。
良い事が盛りだくさんのピアノですが、本人の努力も親の協力も相当必要な習い事であるというのも事実で、ピアノを好きなまま維持する事と、練習を毎日継続することの難しさも同時に実感させられます。
でも教本を親子二人三脚で1冊づつクリアしていく喜びは何物にも代えがたく、成長を傍で見守れるこの時期だからこそ、ますます一緒に頑張っていきたいと思う今日この頃です。