ソニー『α6600』の使い方 ”AF(オートフォーカス)設定” について

ソニーが誇るAPS-Cデジタルカメラ『α6600』ですが、機能が沢山ありすぎて正直分かりずらいです。

ゆるママ
素晴らしい機能があっても使いこなせないと意味がないよね、今回はα6600の目玉機能である、AF(オートフォーカス)機能』に注目して分かりやすくまとめてみました。

フォーカス設定について

フォーカスとは、ピントの事です。フォーカスには自分でピントを合わせるMF(マニュアルフォーカス)と、カメラが自動でピントを合わせてくれるAF(オートフォーカス)があります。

ゆるママ
今回は主に、AF(オートフォーカス)についてお話しします!

瞳AF(オートフォーカス)の使い方

瞳AFとは、瞳にピントを合わせてくれるシステムで、α6600では検出対象を、人物か動物か選択が出来ます。さらに右目、左目と切り替えすることも可能です。

撮影モード(上のモードダイヤルで選択)[SCN(シーンセレクション)]が[ポートレート]のときは、[AF時の顔/瞳優先]が[入]に固定され、[検出対象]は[人物]が対象となります。

瞳AFには、以下2種類の実行方法があります。
①シャッターボタンの半押しで瞳にピントを合わせる。
②登録したカスタムキーで瞳にピントを合わせる。

*フォーカスエリア内にある顔や瞳を検出して瞳にピントを合わせる(瞳AF)かどうか([入]/[切])を予め[入]に設定しておく必要があります。

カスタムボタンに瞳AFを割り当てると便利

カスタムキーに[瞳AF]を割り当てて使用すると、カスタムキーを押している間だけ瞳にピントを合わせることができます。[フォーカスエリア]の設定にかかわらず、一時的に画面全体で瞳AFを使用したいときに便利です。

使い方としてはまず、人物または動物の顔にカメラをを向け、[瞳AF]の機能を割り当てたカスタムキーを押します。瞳が検出されてピントが合うと緑の枠が表示されますので、静止画を撮影する場合、カスタムキーを押したままの状態でシャッターボタンを押してください。

カスタムボタンに瞳AF機能を予め割り当てておくことにより、瞳AFとオートフォーカスモードの合わせ技でよりポートレート撮影が便利に楽しくなります。

オートフォーカスモード

α6600のフォーカスモードは全部で5種類あり、そのうちの3つがオートフォーカス、残り2つがマニュアルフォーカスです。

ゆるママ
今回は主に3種類のオートフォーカスモードについて簡単にご説明しましょう。

AF-S(シングルAF)

AF-S(シングルAF)は、動きのない被写体に向いています。シャッターを半押ししてピントが合った時点でピントを固定する。動きのない被写体(風景やスナップなど)静止している被写体でつかうのがお勧め。

AF-A(AF制御自動切り換え)

AF-A(AF制御自動切り換え)は、被写体の動きに応じてAFが切り替わるのが特徴です。
被写体の動きに応じてカメラが判断し、[AF-S]シングルAFと[AF-C]コンティニュアスAFが自動的に切り替わる設定。

シャッターボタンを半押しすると、被写体が静止していると判断したときはピント位置を固定し、被写体が動いているときはピントを合わせ続けてくれます。

ゆるママ
止まっている被写体、動いている被写体の両方に対応する万能なAF設定なので、私は主に、このAF-A(AF制御自動切り換え)で使うことにしています。

AF-C(コンティニュアスAF)

AF-C(コンティニュアスAF)は、動いてる被写体向けです。シャッターボタンを半押ししている間中、動いている被写体にピントを合わせ続けます。

フォーカスエリア設定について

ピントが合いにくいときなどは、被写体の位置や大きさに応じてピント合わせの位置を変更し、適切なフォーカスエリアを選択して設定が出来ます。ワンランク上のオートフォーカス設定でちょっと複雑です。

ゆるママ
フォーカスエリアのそれぞれの特徴を見ていきましょう

ワイド :モニター全体を基準に自動でピント合わせをします。子供や動物、スポーツなど、被写体の動きが予測しにくいときに適しています。 静止画撮影でシャッターボタンを半押ししたときには、ピントが合ったエリアに緑色の枠が表示される。

ゾーン :モニター上でピントを合わせたい位置を選ぶと、その中でピントを自動で合わせます。[ゾーン]は9個のフォーカスエリアに分かれているので、特定の範囲内で被写体が動くときのピント合わせに適しています。

中央 :モニター中央付近の被写体にピントを合わせます。フォーカスロックと併用して、好きな構図で撮影したいときに適しています。

フレキシブルスポット :モニター上の好きなところにフォーカス枠を移動し、非常に小さな被写体や狭いエリアを狙ってピントを合わせます。フォーカス枠のサイズはS、M、Lから選択できます。

拡張フレキシブルスポット :フレキシブルスポットの周囲のフォーカスエリアをピント合わせの第2優先エリアとして、選んだ1点でピントが合わせられない場合に、この周辺のフォーカスエリアを使ってピントを合わせます。

トラッキング:シャッターボタンを半押しすると、選択されたAFエリアから被写体を追尾する。 フォーカスモードが、AF-C(コンティニュアスAF)動いてる被写体向けのときのみ選択可能。

周囲に被写体がなく、動きの激しい被写体をトラッキングしたい場合には[トラッキング]の設定を[ゾーン]や[ワイド]に設定します。背景にピントが移動する可能性が下がり、被写体を捕捉しやすくなります。

例えばスポーツなどで、複数の選手がいる状況や被写体が小さい場合には、[トラッキング]の設定を[フレキシブルスポットM]や[拡張フレキシブルスポット]に設定します。トラッキングを開始すると、周りの被写体の影響を受けずに、その選手にピントを合わせ続けられます。

好きな撮影設定やその他の便利機能

単焦点レンズを付けていることが多いので、だいたい単焦点の特性を生かした絞り優先モードで撮影しています。子供など人物撮影が撮影のほとんどを占めるので、シーンセレクションのポートレートも良く利用します。

ピクチャーエフェクトでモノクロ撮影や、トイカメラといった雰囲気の写真や、クリエイティブスタイルからビビットを選択し、しっかりとした濃い色味を楽しむことも多いです。

ダイヤル部分を、SCN(シーンセレクション)に切り替えると、風景、ポートレート、スポーツ、マクロ、夕日、夜景、手持ち夜景、夜景ポートレート、人物ブレ軽減など、シーンによってカメラが自動で最適な設定を自動で判別してくれます。

さらに、どの設定にすればよいのか全くわからないような、難しい撮影条件の時は、ダイヤルをオートにして全部カメラ任せで撮るのもアリだと思います。

ホワイトバランスとISO感度は、オートにしていて、よほどのことがない限りはカメラ任せにしています。あとは露出と絞りをその都度変えながら撮影すれば、ド素人の私でもなかなか良い作品が取れます。

カスタムボタンに関してですが、AELボタンに瞳AFを割り当てました。AELの方に切り替えしてボタンを押せば瞳AFがすぐ発動するように設定しておくと便利です。タッチ操作時の機能はタッチトラッキングを選択しました。

その他のカスタムボタンに関しては当分デフォルトのままで様子を見ようと思います。

Imaging Edgeで写真を表現する

今までソニーのアプリケーションはモバイル版のものしか使ったことがなく、主に写真をスマホに転送するためだけに使っていました。

α6600を購入したことにより、LAW撮影にもチャレンジしたくなり、パソコン用のアプリケーションもインストールしてみました。

Imaging Edgeのパソコンアプリをダウンロードすると、ソニーのデジカメで撮影した RAW形式の画像をパソコン上で調整して現像したりすることが出来ます。ピクチャースタイルを変えたりホワイトバランスや色味を調整したり、露出を変えたり写真の創作を楽しむのもいいかもしれませんね!

LAWでの保存はJPEGよりも容量がひつようなので、SDXCカードは出来る限り大きい容量の物を選んでおくことをお勧めします。私は今回いつもよりちょっと奮発して64Gを購入しました。もっと大きな容量のでも良かったかも。

Imaging Edgeを使ってパソコン内の写真を開くと、自分が撮影した写真の撮影情報(絞り・シャッタースピードなどの詳細)を後々簡単に確認することも出来て便利です。

作例を載せる時に撮影情報も一緒に掲載しておくと、ちょっとツウっぽい(笑)
アプリを活用することで作品に奥行きが出たり楽しみがまた更に広がりそうです。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事